グワジンジンブログ

グワジンジンブログは、男性の育児(乳児・幼児・子供の健康管理や教育、知育)や動物好きのブログ主が犬や猫などのペットの健康やペット保険などについて書いているブログです。一部サッカー、ゲーム、アニメなども雑記もあり。

保護犬・保護猫のペット保険 必要性と選び方

我が家には2匹の猫と義理母宅に猫・叔母・叔父宅に犬、実家にも2匹の猫がいまして、にぎやかにやっております。

合計5匹の猫と1匹の犬については、ペットショップから購入した訳ではなく、譲っていただいたり、野良猫を保護したり、保護団体から迎えたりといった、いわゆる保護犬・保護猫と呼ばれる犬猫達です。

意識高い系と言われてしまえばそれまでなのですが、白血病のキャリアの猫1匹を除く

犬猫は全てペット保険に加入しています。

実は最近知り合いから、保護犬・保護猫は、ペット保険は入った方がいいのか?という質問を貰う事が多いため、真夜中に勢いで必要性や加入した保険などについてまとめてみました。

そもそもペット保険は必要なのか

ペット保険の必要性に関しては、各家庭の家計によります。

はっきり言ってしまうとある程度潤沢なペット用のフリーキャッシュや貯金がある家庭は不要です。

具体的にはペット1匹に300万程度用意してあれば大丈夫です。入らなくていいです。

えっ?そんなにあるわけないだろうって・・、じゃあ検討した方がいいんじゃないでしょうか。

なぜこんな金額が必要かというと、

①健康保険がない犬猫は、治療が100%自己負担

②動物病院は自由診療なので金額がまちまち。

乱暴な言い方をすると、犬猫の治療費は高額な出費になりがちで、病院からの請求はいくらになるかよくわからないと言う事です。

よく考えると怖い話ですよね・・。

ざっくりとした治療例だと、皮膚炎で数日通院し薬を貰った場合1万円くらいかかり、骨折をしてしまって手術、入院、通院をすると20〜30万は軽く飛びます。

心臓の手術(老齢や先天性で発生し易い)ともなると、大学病院のお世話になることも多く、100万円以上かかったりします。

こうした事が犬猫の一生の中で人間と同じように起きる可能性があるのです。

しかも寿命は長くても20年程度です。短いスパンで高額医療費と家計が対峙する事になります。

まあ、動物なんだから自然に任せて治療しなければかからない訳ですが、大抵の方は自分の大切な家族と考える訳ですから、治療しないと言う選択肢はあり得ない訳です。

月々の掛け金が数千円でいざという時にまとまってお金が帰ってくればかなり助かります。できれば、高額出費は一部の保険会社を除き立て替えになるのでペットへの貯金も併せて行いたいものです。どっちにしてもお金は用意しないとダメなんです。

でも保護犬・保護猫にペット保険なんていらないんじゃ・・。

うちの子達の出自(保護犬猫・野良猫・貰い猫)を話し、ペット保険に加入していると言う事を伝えると大抵このことを言われます。

結論を申し上げると、保護犬・保護猫こそ入れるんなら入るべきです。(お金持ちを除く)

なぜなら、ペットショップの犬猫以上に、保護犬・保護猫はバックグラウンドが分からないからです。

どんな環境で育ったのか、親はどんな病気をもっているのか、兄弟はどんな病気をもっているのか、伝染病のキャリアとの接触はあったのか・・・など保護された段階では、分からない事だらけなのです。

たとえしっかりとした保護団体で保護され、健康診断を受けていたりしても、保護する前の細かな環境はなかなか把握しきれていないものなのです。

ですから、入れるときに入った方がいいのです。(後から病気が出てくる前に・・。) 

ペット保険の基礎の基礎

そもそもペット保険を検討する前に理解しておいたほうが良い基礎的知識があります。この知識は、ペットショップからやってきた血統書付きの子犬・子猫でも、年老いた保護犬、保護猫でも使える物ですので、ぜひ理解しておいてください。

会社の規模や補償内容や保険料が違うと言うのは、容易見当がつきますが、特に以下の内容を分かっていない方が多いようなのでまとめておきます。

①ペット保険は新規で加入できる年齢制限がある

人間の生命保険や傷害保険には加入年齢に65歳までといったように制限がありますが、ペット保険でも同じように、新規加入にはほとんどの会社で年齢制限があります。

ペット保険では加入年齢として、生後2〜3ヶ月から8歳までというのが多いようです。

実は、保護犬・保護猫がペット保険に加入する際の第一関門が注意この年齢です。

というのも保護犬・保護猫は出自不明のケースが多く、はっきりとした年齢がわからないのです。

年齢が分からない保護犬・保護猫だからペット保険は入れないのでは・・と思う方もいらっしゃるようですが、大丈夫です。

迎い入れた保護犬・保護猫の年齢が不明の場合は、かかりつけの獣医師に体躯や目・耳・歯などからおおよその年齢を割り出してもらいましょう。

きちんとした保護団体から譲り受けるケースでは年齢についても事前に調べてあることが多いので、しっかり確認しましょう。

よほどしっかりとした経緯で保護団体にこない限り、保護犬・保護猫は、年月日までは不明のケースが多いので、飼い主の方の誕生日をそのままつけてしまったり、迎い入れた日を誕生日をされる方が多いようです。

②保護犬・保護猫といっても基本的には純血種と保険料に違いはない。

 ペット保険の保険料は、猫は殆どの会社が大きさ体重に関わらず同一ですが、犬の場合は大きさ、月齢、体重により保険料が変わるケースが多く見受けられます。

年齢不詳が多い保護犬、保護猫の場合、動物病院で、歯や骨格から判断されたもので算出されます。

こうした診断の場合、ペット保険の申込書には推定○○才と記載する形になる事が多いようです。

③保険料と補償は比例する

基本的に、全て整っていて保険料も安いなんて言う、お得な保険はありません。何かが足りないから、安いのです。

ざっくり説明してしまうと保険は加入者から保険料を集めそのお金で保険金を支払い ます。ですから保障が大きいと言う事は保険会社にとっては高いリスクがあります。ですから比例して当然保険料は高くなる訳です。

④加入前からの病気は補償にならない。

ペット保険は、人間の健康保険制度ではないので、既に発症している病気(既往症)は対象になりません。

ごまかして入ろうとする方もいますが、それ保険金詐欺になります。

ペットだからって侮ってると社会的信用を失います。と言うより刑事罰を受けます。

実際にアニコム損保であった事例(2013年滋賀クラーク動物病院 保険金詐欺事件)として、動物病院が保険金詐欺を行ったケースもありました。当然逮捕起訴され示談は成立したものの、執行猶予のついた有罪判決をなっています。

⑤治っていると思っていても、再発・ぶり返したら対象にならないケースがある。

犬猫の病気では一般的な部類に入りますが、皮膚病とかアレルギーはなかなか根治しません。症状が余り出ていないこともあるため治っていると思っていてもかかりつけ獣医師は根治できたと思っていませんので良く確認したほうがいいです。

⑥1年契約なので、継続できないケースもある

前年の支払が多いケースや問題がある飼い主の場合継続できないケースがあります。

一年ごとの自動継続なだけですので、理解しておく必要があります。

⑦窓口決済(人間の健康保険のような使い方)ができるのは、提携病院のみ。

最大手のアニコムが宣伝しているどうぶつ健保はアニコム以外には・アイペット・ペット&ファミリーしか実施していません。しかもペット保険会社それぞれでシステム・提携病院も違います。

アニコムは日本の半分程度の動物病院が導入していると言われ、アイペットは全国の2割程度?でペット&ファミリーはペットショップのペットのコジマの提携病院が中心となっています。

保護犬・保護猫には、どこのペット保険会社がいいのか・・・?

これも良く聞かれます。猫は意外と簡単ですが、犬は犬種によって、かかり易い病気の傾向がはっきりあるため慎重に選ぶ必要があります。

保護犬・保護猫のペット保険会社の一覧

保護犬・保護猫を引受可能なペット保険会社には損害保険会社少額短期保険会社の2種類があり、保険会社の数は14社あります。

損害保険会社

ペット保険を取り扱う損害保険会社は4社あります。そのうちペット保険を専門に扱っているのは、アニコム損保とアイペット損保です。

アニコム損保 どうぶつ健保ふぁみりぃ、どうぶつ健保ぷち

業界最大手。全国の半数の動物病院と提携しており、健保システムにより健康保険膿瘍に窓口決済が可能。保険商品はフルカバータイプ(通院・入院・手術対応可能)で日数限度、回数限度がある。個人賠償責任にも対応可能。50%と70%補償プランがあり、手術のみの補償限定タイプ「どうぶつ健保ぷち」が販売された。

LINEでの保険金請求などができるようになるなど、サービスについては、業界ダントツで他の追随が出来ないレベルまで突出している。

2018年6月からはLINEでのペット保険の契約申し込みができるようになるなどさらに利便性が上がっています。

アイペット損保 うちのこ・うちのライト

ペット保険業界2位。少額短期保険会社から初めて損害保険会社になった保険会社。投資会社ドリームインキュベータ社が大株主。2018年4月に東証マザーズに上場。保険商品はフルカバータイプ(通院・入院・手術対応可能)で日数限度、回数限度がある「うちのこ」と保険料を抑えた手術特化型の保険商品「うちのこライト」がある。

アクサダイレクト アクサダイレクトのペット保険(旧いぬのきもち保険・ねこのきもち保険)

世界のアクサダイレクトもベネッセの「いぬのきもち・ねこのきもち」と組みペット保険を販売していましたが、ベネッセ側がアニコムに鞍替え。現在はアクサダイレクトのペット保険と言う商品名になっています。

限度日数・回数限度がないフルカバータイプです。保険料も抑えられており、TVCMも行い知名度は抜群です。いわゆるペットブログでの「ペット保険の闇」と言う記事ののインパクトが強く、継続すると重い病気が不担保になる保険会社と言うイメージがついた感がある。それでも商品的にはよい。

au損保

携帯キャリアのKDDIとあいおい損保が共同出資で作った損害保険会社です。

2014年からペット保険を販売しており、手術特化型の保険と限度日数・回数限度がないフルカバータイプの保険を販売しています。

少額短期保険会社

少額短期保険会社はいわゆるミニ保険と呼ばれる保険会社で、ペット保険会社は9社ありましたが、今年に入り、あんしんペット保険がもっとぎゅっと少額短期保険に吸収合併され9社となりました。そこから2017年4月にペッツファースト少額短期保険ができもう一度10社に戻りました。なんだかもっとぎゅっと周りが騒がしいですね。

ペット&ファミリー少額短期保険

T&Dグループ(太陽生命・大同生命)のペット保険会社。限度日数・限度回数なしのフルカバータイプの保険と、膝蓋骨脱臼などが保障対象になり日数・限度回数ないものの免責があるフルカバータイプの保険があります。ともに最大補償額は70万円です。

日本アニマル倶楽部

ペット保険会社の中では古参の宮城県のペット保険会社。

ペット保険「プリズム®️」をペットシップを中心に販売し、保険料が変わらないことと、プランの多さが特徴です。

現状アニコム損保と日本アニマル倶楽部だけが、ペットショップ以外で爬虫類、うさぎ、鳥などの引受も可能。犬猫以外での飼育開始時ペットショップで加入するのが一般的で、途中加入は、日本アニマル倶楽部かアニコム損保しかなありません。 

楽天少額短期保険(旧もっとぎゅっと少額短期)

UCCグループ傘下でしたが、投資会社キャスキャピタルが買収。その後あんしんペット保険を吸収合併しました。

現在は、両方の保険商品を販売していたが、あんしんペット保険に絞ったようだ。

2018年4月に楽天に買収され、楽天インシュアランス等楽天の関連子会社のランキングを使っていたペット保険会社も多かったことから、本体がペット保険業界に打って出たことにより、業界の台風の目になると考えられます。すでに買収に合わせるようにペット割というペットオーナー向けの割引サービスを楽天市場で開始しています。

ペットメディカルサポート(PS保険)

インターネット特化型ペット保険。2013年~2015年までオリコン顧客満足度ランキング3年連続1位。

終身のペット保険で、限度日数・回数、限度金額があるペット保険で保険料とのバランスが良いとされていたが、現在では後発の保険会社の商品と比較すると、補償がたりない。

年間の限度日数、1日の限度金額があり、同じ病気だと使用した日数を引きずるので、補償日数が足りなくなる恐れがある。

なにより小型犬では起こりやすい骨折では、10万を超えるケースは珍しくないので、手術費用10万円はあり得ない。

子犬、子猫の時点での大きな病気・怪我を心配している場合や年老いてた場合、継続メリットが薄く長い目で見ると頼りないペット保険と言える。

ペッツベスト

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インシュアランスでの2012年~2015年まで4年連続人気1位。インターネット特化型ペット保険。アメリカの獣医師が作った保険会社の日本法人です。

フルカバータイプのファーストプラン、ベーシックプラン、怪我のみ補償のアクシデントプランの3プランがありそれぞれ、80%補償プラン。免責金額はあるものの、よく出来た商品。

犬種ごとに免責になる病気があり、犬種ごとの好発の病気が免責になってるケースがあるようなので、注意が必要。特にトイプードルなどの小型犬がなりやすい膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニア、難しい病気に入る、門脈シャントあたりの罹患率の高い犬種はよく確認が必要なペット保険。

FPC

ペットショップを中心に販売を展開している広島のペット保険会社。フルカバータイプのペット保険で、限度日数・回数、限度額はあるが、保険料の安さが特徴。2018年2月より、70%補償プランを販売。

個人的見解だが、商品スペック的には良い気がするものの、限度の部分を鑑みると長期的に良いのかは微妙。

健康で、大きな病気がない犬猫は良いが、大きな病気怪我があると補償が物足りない。また、口コミが良いと思いきやペット保険専門のアフィリエイトサイトだったりすることも多くきちんと周辺情報も含め確認し、納得した上での加入を勧めます。

日本ペットプラス少額短期保険(旧ガーデン少額短期保険 )いぬとねこの保険

近年楽天インシュアランスで人気のペット保険会社。2016年度には同社の人気NO.1を獲得。補償の大きな90%プランや手術特化の保険などプランの多さが特徴。

フルカバー型のプラチナプラン、通院補償のゴールドプラン、入院保障のパールプランがある。特にプラチナプラン90%プランは補償のインパクトが強くコスパが良い。一方で20才までしか加入できず、少し不安が残る。

2018年1月に社名変更。

イーペット少額短期保険

最後発のペット保険会社。九州初のペット保険会社で高松産業の子会社。フルカバータイプのペット保険を取り扱う。初回請求の怪我については全額補償という面白い補償がある。もちろん保護犬・保護猫でも同じように補償対象となる。

保険料は安めに設定されており、マイナーなペット保険であること以外はメリットが高い。

楽天少額短期保険 あんしんペット保険(もっとぎゅっとと合併)

もともとは、四国のペット保険会社で、最安水準のペット保険だが、もっとぎゅっと少額短期保険と合併した。3桁の保険料の極めて安価な保険を販売しているが、免責金額がキツく、実質通院など補償されないのでは・・と思ってしまう。保険会社からみるとよく出来た儲かる商品なのかも知れない。

2018年に楽天に買収され、楽天少額短期保険となりました。いよいよペット保険にも楽天が進出し始めました。

イオンのペット保険

イオングループの少額短期保険会社。イオンカード会員、イオンモール内のペットショップ向けのペット保険を扱っている。残念ながら一般販売は行われていません。

ペッツファースト少額短期保険(ペットがいちばん保険)

もっとも新しいペット保険会社。と思いきや実は、もっとぎゅっと少額短期保険(あんしんペット)がずっと組んでいた大手ペットショップの「ペッツファースト」が作ったペット保険会社。

インターネットでの加入は出来ず、自社が販売したペットのみしか入れない仕様になっている。いわゆる「商品補償」のためのペット保険。

これが出来るのは、ペットショップで取り扱っている犬・猫の品質に自信があることの現れとも言える。実際50万〜60万の犬猫はザラにいて、100万円超えのペットも多く販売して、信用確保のため生産者(ブリーダー)の顔もサイトで出させている。

ストック商売の保険の味をしめたペットショップが保険を売るという何とも歪な感じ。

慈善活動として保護犬の譲渡なども行っているが、・・どうなんでしょう。

個人的には好きになれないペットショップ。いつでも抱かせられるように客側に扉が合ったり、屋根無しの大きいショーケースに入れられ、お客さまファーストの店舗設計になっている。ようするにペットファーストじゃない。

経営基盤さえしっかりしていれば保険会社が出来てしまうこの制度はどうなのと思う。

少なくともここで買われた子達は、一定の裕福な家庭に迎えられるわけなので終世幸せに暮らしていけることを願ってやみません。

SBIいきいき少額短期保険のペット保険

SBIグループの少額短期保険会社のいきいき少額短期保険は、もともと傷害保険や生命保険を取り扱っていますが、ここにきてペット保険を取り扱い始めました。

支払限度回数はなく、支払限度額は50万円と70万円で、スタンダードプランには免責がなく、ライトプランには1日あたりの免責金額がつきます。

保険料も月払いで犬で670円〜猫だと585円〜です。

保険料が安く、補償が大きい保険ですが、補償対象外項目に注意が必要です。

いきいき少額短期保険の約款第7条に該当する免責疾患に膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、歯科治療が含まれており、これら3つは高額になりやすく膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアは犬種によっては頻発しやすく、加入前にはよく理解しておくことが重要です。

保護猫のペット保険選び

個体ごとに健康不安の場所に違いはありますが、私が考える最低限のポイントは以下のようになります。

・腎臓疾患・泌尿器系疾患(ストラバイト尿石症など)が補償対象になっていない保険会社は加入の価値なし

・晩年は通院補償がないとキツい。

・通院日数制限がない方がいい。

私は手術特化型の保険は猫の場合、あまり意味がないと考えています。

理由は一生を通してどんな猫でもかかり易い、腎臓疾患・泌尿器系疾患は、悪化すると高額な手術が必要だが、前後の通院のお金も積み重なるとかなり高額になります。

特に晩年は何かしらの病気になると、通院回数が多くなりますので、通院日数の制限が内保険会社がいいでしょう。

うちの猫達が加入しているのは、ps保険(ペットメディカルサポート)いぬとねこの保険(日本ペットプラス少額短期)ねこのきもち保険(アクサダイレクト)です。  

これらの保険はいわゆるフルカバータイプ(通院・入院・手術すべてが補償対象)のペット保険で、ps保険のみ日数回数制限があります。

猫たちで加入している保険がバラバラなのは年齢が違い、その時々で良い保険が異なっていたからです。

ps保険は安くバランスのいい保険ですが、通院が多くなる晩年は限度日数の20日では足りず、継続治療の場合は20日をこえると、そもそもその病気の通院が対象にならなくなります。さらに手術が10万までというのが、私が考える高齢猫に必要な保障にとっては致命的なため、折りをみて乗り換える予定です。

乗り換えるとすると、アクサ日本ペットプラス(旧ガーデン)になります。

アクサダイレクトは圧倒的な知名度がありますが、外資系の為、ドラスティックに契約者を切る傾向があるように思います。

ただこれは契約上なんら問題がない話なので、同じ猫と暮らすものとして、気持ちは痛い程分かりますが、以前ネットで話題になっていた「ペット保険の闇」というエントリーのように苦情をいうのは残念ながら、ちょっと違うわけです。もう一度言いますが、気持ちは凄くわかります。(同じ猫と暮らすものとしては、やるせない気持ちになり、治療がんばってくださいとしか言えません・・。)

日本ペットプラスについては、限度日数がなく、無名な保険会社で、心配ですが良い商品です。

商品スペック重視で無名でも気にしない方はガーデンがいいかもしれませんね。

残念なのは、終身保険でないところですねぇ。20才となっています。

(あんしんペット保険はどう?と聞かれますが、免責金額が高すぎます・・。)

保護猫のペット保険まとめ

いろいろあるけれど、アクサダイレクトのねこのきもち保険は商品スペックが高い。

主観ですが、補償限定型は猫にはおすすめできない。

保護犬のペット保険の選び方

そもそも保護犬とひとくちでいっても、犬種や特長が猫以上にバラバラなので何がいいとかは言えないんですよね・・。これは純血種でも同じ悩みがあります。

(それでも純血種であれば、個体情報以外にも、どんな病気がかかり易いかなどの傾向を勉強していれば、ある程度しぼれます・・。)

そこで、犬種ごとにちがうといったことを前提にサイズごとに分け説明いたします。

小型・中型の保護犬

いまでは、保護される犬の中には、人気犬種のトイプードルやダックスフンドやチワワなんかも多くいるそうです。劣悪な飼育環境からレスキューされてきた子や飼育できない環境になってしまったとか、年をとってしまったので飽きたで捨てられてしまうようです。ひどいとしか言えません。ろくな死に方しないですよ、家族を簡単に切り捨てるようなやつらは・・。

 

保険選びのポイント

・犬種が分かっている場合は、犬種がかかり易い病気が対象か確認する

・膝蓋骨脱臼と椎間板ヘルニアが対象でないとキツい

・アレルギー・外耳炎・皮膚炎が対象外の場合は加入しないほうがいい

 

とくに膝蓋骨脱臼椎間板ヘルニアはトイプードル・チワワ・ミニチュアダックスといった純血系の小型犬種は頻発します。

先天性異常ですでに発症している場合がどこの保険会社でも引受ができませんが、後天的になるケースももちろんあります。

最終的には手術を行わないと根治しない病気であるため、高額な手術費用の負担軽減が最低条件になりますので、手術費用の補償が大きいペット保険会社がおすすめです。

アイペットのうちのこライトという手術特化型の保険やau損保もおなじような補償の手術特化型保険を扱っていますので、最低限これらで備えても良いでしょう。

また、保険料を気にせず、かかりつけ病院が提携病院ならアニコムは、便利です。

でも、通院が長く続いたら・・など不安の耐えない人は、通院・入院・手術が対象のフルカバー型のペット保険にしましょう。アニコムもフルカバー型です。

アニコム損保の良いところは、限度日数、限度金額はあるものの、継続した翌年は、使った日数が復活するところです。じつは、これは結構重要な部分で、同じような保険商品にみえるps保険は、復活しません。

例えば椎間板ヘルニアで10日間通院したとすると、通院の年間限度日数の20日から10日引いた10日しか翌年以降は椎間板ヘルニアの補償は、されなくなるということです。(原因が違えば補償される事もあるらしいです。)

ですからPS保険は慢性疾患には弱い保険と言えます。きちんと内容を把握した上で入ればコスパはいい保険です・・。たぶん。

アニコムの悪いところは、使用頻度に応じて保険料が上がるところです。

ちょうど自動車保険の等級のようなものです。なんだか法律的には物なんだからというこで物扱いされているようで、「ペットはいません。家族ならいますが。」というキャッチコピーからはなんだか乖離している気がします。考え過ぎですかね。

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大型犬の保護犬

外国ではピットブルが捨てられてしまう事が問題になっていますが、日本ですと、一時人気だったシベリアンハスキーやゴールデンレトリーバー・ラブラドールレトリーバーも捨てられるそうです。

日本の住環境では、いわゆる大型犬を飼育できる環境は限られ、老犬介護が必要な晩年などは、捨てられる傾向は強いようです。15kg以上あるかれらの介護は想像を絶します。まるで姥捨山ですね。

保険云々の前に亡くなるまで面倒を見切ると言う覚悟がなければ、大型犬とは暮らせません。

保険選びのポイント

・心臓病は対象になるか?

・関節系疾患は対象になるか?

・個人賠償責任保険はついているか?

大型犬種は大きな体を支えているため、5才をこえると心臓に異常をきたす犬も少なくありません。心雑音がその兆候ですが、息があがり易くなる、運動量が減ったなど目に見える異常もあります。

また、大きな体は関節にも大きな負担を与えるため、関節に異常をきたす事も少なくありません。心臓・関節疾患ともに加齢以外には肥満が引き金で悪化することもあり、食事管理は徹底したいところです。

いずれも高額な治療費が長い期間かかるため、成犬の保護犬を迎える場合は、健康不安が現時点でないのであれば、逆にペット保険の加入検討をされたほうがいいでしょう。(高額ですが補償が大きめな保険が良いです。)

こうした病気以上に大型犬で重要なのは、個人賠償責任保険です。

特に犬の噛み付きによる事故は、飼い主がしつけをしても起きてしまう事もあり、大型犬ともなると、噛み付きが大事故になりかねません。

その場合、賠償金額も数百万から数千万ということも十分に考えられます。(記憶に新しいところだと、反町隆史夫妻のドーベルマンが同じマンションの住民に噛みつき高額賠償になった事例などがあります。)

個人賠償責任保険は他の保険に付帯されている事もありますので、良くご自身の加入保険を確認し、加入されていないのであれば、ペット保険で併せて加入しても良いでしょう。

ちなみにうちが迎えた犬は、シェパードの血が入る子犬だったため大型犬に分類されるため、賠償責任を最優先に考え、保険料・補償を考慮した結果アクサダイレクトに加入しました。(親バカですが可愛いです。)

猫の保険でお話ししたような途中で打ち切りのリスクはもちろんあります。

ここからは、余談ですが、そもそも大型犬の保険料は小型・中型・猫と比べると高く、理由としては、動物病院での診療も大型犬はコストがかかる為です。

チワワとゴールデンレトリーバーを比べた場合、投薬の量も体重によって変わりますし、手術となれば麻酔の量は異なってきます。

さらに犬を持ち上げたり、抑えたりするのも、小型犬と大型犬では担当する人数が変わるためコストがかかるのです。ですから治療費の高さと保険料の高さには必然性があります。ただ儲けようとしているわけではないのです。

ネット広告などにある安い保険料につられてサイトに行ってみると記載されていたのは小型犬の保険料で、大型犬だとだいぶ高いなんていうケースも多くありますので、加入前には保険料を良く確認してください。

 

<参考> ペット保険の保険料の考え方*

保険料が高い  大型犬> 中型犬> 小型犬> 猫  保険料が安い

*ミックス犬の場合は体重で分けられたり、ざっくり全て中型犬とされる事があります。

保護犬・猫のペット保険の選びまとめ

保護犬・保護猫は、ペットショップで迎えた犬猫と比べ、初期コストがかかりません。

だからこそ、かからなかった部分は健康維持や予防のためにお金をかけてあげてください。

お金がかからないから、保護犬・保護猫という考え方は絶対に間違いです。ランニングコストは変わりませんし、或は、もともと病気・けがを抱えていたため保護犬・保護猫の方が高くつくかもしれません。

ですからペット保険にかぎらず、金銭的な面での備えは犬猫と暮らしていく上では必須なのです。備えができていないなら、保護犬・保護猫は迎えるべきではありません。

貧乏人はペットを飼ってはいけないのか?と言う話で獣医師が飼うなといって炎上した話がありましたが、至極当然です

そもそも炎上させることが目的で、疑問を投げつけている気もしますけれど・・。 

お金以上に、考えて欲しいのが、保護犬・保護猫は、往往にして一度家族から見捨てられ、身も心も傷ついています。可愛いから飼いたいといった安易な気持ちがもう一度彼らを傷つけることになるのです。

感受性豊かな彼らを万全の体制で迎い入れ、終生共に暮らすと誓ってあげてください。里親になることは、結婚よりも重い出来事です。

追伸

うちの犬猫達もお金がかかるばかりで、お金をもってきてくれはしませんし、僕らの気持ちなんてあまり気にしてくれない事も多々あります。

それでも、彼らと暮らしたいのは、ただただ彼らの事が好きだからです。

ああ、なんで好きなんですかね。私は重い動物アレルギーを抱えているのに、なんで一緒のねているんだろう・・。馬鹿だなと思っても好きなんですよね・・彼らが。

進んで彼らの為に、お金、時間を投げ出せる方以外は一緒に暮らさない方が、お互いの為です。

また、本ブログ記事は、あくまで筆者の主観です。気になったペット保険に関しては各社個別に連絡し資料などをとりよせてみてください。保護犬・保護猫で、まだ加入できるのであればいずれかのペット保険に加入されたほうが良いと思います。