グワジンジンブログ

グワジンジンブログは、男性の育児(乳児・幼児・子供の健康管理や教育、知育)や動物好きのブログ主が犬や猫などのペットの健康やペット保険などについて書いているブログです。一部サッカー、ゲーム、アニメなども雑記もあり。

ペットの里親探し 猫を保護し里親を探したときの話 猫の里親募集方法・必要なものや保護団体、病院でのやり取りまとめ

ペットの里親や猫や犬を保護して里親を探したことはありますか?私は毎年1件以上こうしたお話があります。

1つは動物好きが周りに多いので話が回ってきやすいということと 2つめは近所の野良猫が家族或いは私についてくることがあるためです。

動物好きには動物の方も気が付きやってくるというやつで、別にご飯をあげているわけではないのですが不思議です。 実際にこのパターンで実家には3匹の猫がやってきました。

今回は一昨年私が猫の里親さがしをしたときの話をまとめてみました。 里親探しをしている方の参考になれば幸いです。

猫を保護した経緯

まず、前提として、私は保護団体に所属しているわけでもなく、家にも実家にも猫がいるため、保護するのは容易では無いので、野良猫がいたとしてもすぐ行動に移ることは難しい環境にあります。

保護した経緯ですが、ほとんど野良猫がいない地域にもかかわらず、ミックスの野良猫が近所に最近いるというのを聞いていて、たまたま見かけた際に声をかけた*のが始まりです。 その後、周りには大きな道路も多く、交通事故でなくなってはやりきれないので、里親をさがしたといった流れです。

保護猫・野良猫のイメージ
保護猫・野良猫のイメージ写真です。

*(猫に声をかけるというのは、好きでない人からするとやばい感じに聞こえますが、猫好きだと結構普通の行為だと信じいています。)

猫はというと、見た感じ8〜10ヶ月程度の雌猫で幼い感じが残ってまだ体が小さい雰囲気でした。野良猫なのか迷い猫なのか、地域猫なのかわからなかったので、とりあえず近所の方に話を聞いたりして、だれか気のいい人が面倒見てくれない間と淡い期待を持ちつつ数日様子を見ていました。

保護する前に行ったこと

実際は、この段階ではリソースもないので保護するつもりはありませんでした。 見た目は野良ですが、フレンドリーな感じで人間に慣れているようでしたので、もしかしたら迷い猫なのかなと思いながら猫の様子を見ているときに以下のようなことを行いました。

①写真を撮る

野外の猫には次にいつ会えるかわかりませんし、誰かに尋ねるときには、写真があるのが一番わかり易いためです。 スマホで、できる限り全身をさっと取りました。音が大きいとびっくりされてしまうので気をつけましょう。

②健康状態をみる

簡単に目視できる健康状態の把握をしました。 あまりにひどい状態だった場合病院につれていくことも考えなければ行けないからです。 具体的には、

・毛艶の確認(体調が現れ、ノミ・ダニによる皮膚炎がある場合もあり)
・目やにや鼻水(猫風邪などによる体調不良が出やすい場所です。)
・下腹部周りの確認(下痢などをしていると汚れている場合があります。)

この猫の毛艶はそれなりによく、皮膚炎もなさそうでした。お尻や下腹部も見る限りはきれいで、多少の目やには出ていましたが、パッと見は健康そうに見えました。

また猫に少し近づく際には注意が必要です。 私は猫と暮らしているため、病気やノミ・ダニを持ち帰らないためできる限り触らない、周辺の糞尿を踏まないように気をつけています。 当然猫ひっかき病などにもかかりたくないので、引っ掻かれないようにするのも大切です。

③迷い猫か調べる

まずは飼い主がいる可能性を探ります。発情などで外に逃げてしまった場合、たまたま飛び出してそのまま迷ってしまった場合などで家族と離れ離れになったのであればすぐにでも知らせてあげたいからです。

④SNSが、特にtwitterで迷い猫情報がないか調べる

インターネットやSNSが発達している昨今ではtwitterでの情報あつめが有効です。というのも、FBやLINEでは実名に近い状態でのつながりが必要なため、限られたコミュニティーでの情報しか入りにくいのですが、twitterは匿名で運用が可能なため、広く世間に情報を流すことができ非常にタイムリーなためここでの検索は非常に有効です。

⑤近隣の人に確認

猫は、いつからいるのかとか、誰かご飯をあげているのかなど、近隣の人に確認をしました。動物好きの方は心配をしているので、詳しく教えてくれますし、嫌いな方は早くいなくなってほしいと思っているので、結構監視をしていて、やはり詳しく教えてくれます。皮肉な感じですね。。。

⑥近隣の動物病院に連絡

近所やツイッターに出ていなくても近隣の病院に迷子のチラシが出ていることがあります。 私の場合は隣町くらいまでは確認をします。ついでに患者で猫を欲しがっている人はいないかも聞いています。

⑦警察に確認

犬猫の行方不明の場合、法律では「遺失物」となります。 保護された場合に情報が入ることもあるので、飼い主の方が遺失物届けを出している可能性もあるので念の為連絡を入れます。 警察も忙しいので、あまり相手にしてもらえないこともあります。。

⑧保健所に確認

犬猫の行方不明の場合、保健所に収容される可能性もあり、飼い主は犬猫の情報を保健所に伝えていることがあります。 ただ、保護をお願いしてしまうと、収容後、命に期限がついてしまうので、慎重に対応しましょう。

これらの対応をした結果、飼い猫であることの確認が取れなかったのと、猫事態がご飯にありつけないため、少し痩せてきているようにみえたので、保護する方向で動きました。

保護について連絡した場所

まず私の家では猫がすでにいるため、簡単には保護できないため、もしかしたら、保護してくれるのではと思い、都内で有名な猫の保護団体に電話を入れました。

猫の保護団体(東京キャットガーディアン)へ連絡

猫好きであれば東京キャットガーディアンさんについては、ご存知の人も多いと思います。

tokyocatguardian.org

この団体は、NPO法人として活動しており、猫の保護活動だけにとどまらず、キャットカフェを運営しその場でのマッチング活動や、地域への啓蒙活動、猫付きマンションの運営やペット保険代理店なども行い、健全な財政体制で自走している全国でもロールモデルになっている団体さんです。

募金なども募集しているので猫は飼えないけど、なにかしたいという方は、一度御覧ください。

ということで、まずは、先方に保護が可能かを確認しましたが、基本的には個別の対応はなかなかできないとのこと。残念。 理由としては、 ・保護施設に空きがないこと ・緊急性も低いこと ・実際に保護していないと難しい とのことでした。 ただ保護施設については、空きが出るケースもあり、まずは、保護をしてほしいとのことでした。 すぐさまケージを用意し、温和な猫だったため簡単に保護できました。

この後なかなか連絡がつかず、(同じような電話が来るんでしょうね。申し訳ありません・・。)とりあえず健康状況の確認の為、家の猫たちのかかりつけの動物病院にいって見てもらいました。とりあえずは健康だけれど、蚤がいるのと、寄生虫もいるので、駆虫薬と合わせてシャンプーをしてもらい、見違えるようにきれいになりました。

その後保護団体さんに連絡が取れ、前回の連絡からのこちらの対応が迅速だったことで、今度はかなり突っ込んだ話を聞いてくれました。電話口の方いわく、いたずらや一方的な要求の電話もあり困っているので、具体的な話でない場合は、対応しないようでした。 実際に他の保護の話を勧めたり、保護した猫たちの世話をするため、こうした電話に時間を掛けて応対することが負担になっていると言った事情もあるようでした。(重ね重ねすみません・・・。)

そりゃそうですね。あくまで善意でやっているだけで、公共の団体ではないですし義務もないので。

様々なアドバイスも頂いたのですが、今回に関しては、戦法に他の保護案件もあり、保護までに時間がかかる(こちらに来てくれるまで数日〜1週間かかる)とのことでしたので、お任せするのをやめました。

この後いくつかの保護団体に連絡しましたが、同じようなお話が多く、どこも大変なんだなぁと感じました。 悩ましいですね。

健康診断をしてもらった動物病院に連絡

残念ながら私の家、実家では保護できる環境にないため、動物病院に頬下の血液検査もしてもらうため、検査入院という処置を取らせてもらいました。 その間に私は全力で、家族になってくれる人を探しました。

SNSへの投稿

知り合いの保護団体の方や、動物好きの友人に片っ端に連絡し、さらに、以下のSNS(FB・Twitter、LINE)にも投稿しました。 昨今虐待目的で猫を貰い受ける犯罪者もいるため、誰でも良いというわけではないので、健康状態も含めた猫の情報を全部乗せ、身元がわからない人には渡さないという意思表示をしました。Twitterについては、こちらの連絡先などは載せないほうが良いです。匿名性の強いSNSなので、面白半分のいたずら電話などがかかってきてしまいますので注意しました。

マッチングサイトへの登録

以下の有名マッチングサイトへの登録をしました。 ペットのおうちは国内最大のマッチングサイトでネコジルシは猫特化型SNS・マッチングサイトです。

・ペットのおうち(ペットの里親募集情報 :: ペットのおうち【月間利用者150万人!】) ・ネコジルシ(https://www.neko-jirushi.com/foster/

前述した虐待目的の温床になることもあり賛否ありますが、里親を探しているほうが相手に相手に対して徹底した態度を取れば問題は最小限に抑えられます。 私個人としては、飼育歴の聴取や家族の有無、(一人暮らしや二人以上いない家庭には渡さないなど)と直接里親に届ける(飼育可能な環境なのか確認)、トライアル期間を設けるなどです。 知人には厳しすぎると言われましたが、妥協できませんでした。

里親は見つかったのか?

結局翌日、友人が実家で家族として迎えたいという申し出をしてくれました。 実家は、一軒家で犬と暮らしていたご家族でしたが、最近この愛犬がなくなってしまったそうです。ただ新に犬を迎えるのは、年齢を重ねると散歩が難しくなるので、室内で飼育可能な猫を迎えようと思っていたそうです。

猫の飼育をしたことがないこと以外は、ほぼこちらの要望どおりで断る理由もありませんでした。

1日おいて迎えに来るとのことだったので、動物病院に連絡し入院ではなく預かり扱いにし宿泊させました。 友人が迎えに来た際、3日間病院にいたことで、野良の面影はなく、さらに毛艶もよくなっていました。

いやーよかった。完全にラッキーでした。

かかった費用

・キャリー:3,000円

・ご飯  :1,000円

・医療費(寄生虫駆虫・検査・入院費・預かり合わせて3日)32,000円

合計:36,000円

結構痛い費用です。 友人は負担したいと申し出てくれましたがそれは良くない気がしたので、そのお金で予防接種とか必要なトイレやおもちゃを買ってくれと伝えました。(やせ我慢・・笑)

また野良猫だけれど、今は健康だからペット保険への検討もするようです。

以下過去記事です。もし猫を保護して飼うことになったら読んでみてください。 guwajinjin.hatenablog.com

guwajinjin.hatenablog.com

ペットの里親探しまとめ

たまたま猫を見つけてしまい、成り行きで里親を探すことになったのですが、本来保護するリソースがない場合はこうした動きをすべきではありません

ただ、今回保護した猫は周りの環境から交通事故の可能性もあり、病院で一定期間預かってもらうことまで、私は覚悟していたので今回は保護に踏み切りました。

運良く保護から3日で飼い主が来まり、温かい寝床と新しい家族を彼女(猫)は手に入れることができました。

一方で、リソースがないことや実務的な保護の大変さや費用面のを考えると、次同じことをするかというとかなり微妙です。 こうしたことを改めて体験し、保護活動は大変だなと思いました。

正直、犬猫の保護は、個人や民間がやることではないです。

1匹でも救いたいという気持ちで、保健所にいる犬猫を無理に引き受けた結果崩壊した団体もあると聞きますし、そういった結果、自治体は殺処分0を達成したりしていますが、それらはただの数字の付替えと言えます。

そもそも殺処分という行為自体をなくし、きちんと保護できる環境や、その財源確保(ペット税とか)無責任な持ち込みができないような厳格なルールづくりが必要ですね。

ペット税の話になると、異様に反発する人がいますけれど、余裕がある人、たとえ税を払ってでも一緒にいたい人しか残らなくなるので良いと思います。

一匹でも不幸な犬猫たちがいなくなることを願っています。