育児マンガ・エッセイ ヨシタケシンスケさんのヨチヨチ父がまじで共感。
子供が生まれると分かったときから、よく育児のエッセイや漫画・イラストを読んでその日に備えていましたが、生まれた後に購入したヨシタケシンスケさんの育児イラスト
エッセイの「ヨチヨチ父」がとてもよかった。125ページ程度であっさり読めるのでおすすめです。ああ、口には出さないけど、みんな思ってるんだといったことがたくさん書いてあります。
- 作者: ヨシタケシンスケ
- 出版社/メーカー: 赤ちゃんとママ社
- 発売日: 2017/04/22
- メディア: 単行本
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- 父は赤ちゃんが生まれてから、生まれる
- 母になったら、あんまり相手してもらえないと心得よ・・涙
- 赤ちゃんを育てるのが母(奥さん)、赤ちゃんに育てられるのが父(旦那)・・
- パパの役目は奥さんのケア
- 父になると思い出す父のこと
- まとめ
父は赤ちゃんが生まれてから、生まれる
女性は結婚して、奥さんになり、妊娠すると母になります。一方で、男性は女性が妊娠しても旦那さん(夫)で、生まれても数年はギャップに苦しみます。
女性は10月10日お腹の中に赤ちゃんを宿し共に過ごし、育てているので、すでに時間的・物質的アドバンテージがありますし、誕生してからもお乳を上げ、長い時間を過ごすケースが多いので男性は太刀打ち出来ないのです・・・。まあ今さら何を言うって言われそうですが、意外と頭でわかっているのに現実を目にすると愕然とします。。しました。
そのあたりの悲哀が面白おかしく書かれていて、あーわかるわかるとなりましたが、赤ちゃんが生まれたときどう思うのか(全然可愛くないけど・・かわいいっていわなきゃ・・的な)というところは、共感できませんでしたが、うちの父が全く同じことを言っていたのを思い出しました。それを聞いてショックだったのも合わせて思い出しました。
そういうの子供にいっちゃだめだから。
母になったら、あんまり相手してもらえないと心得よ・・涙
テレビや雑誌、キラキラSNSに出てくるような素敵育メンはきっとそんなことはないのでしょうが、(本当は多かれ少なかれ絶対に不満を抱えてるはず・・)奥様が母になると夫は相手にされなくなります。だって赤ちゃんをほっておけないし、とにかく時間も体力もなにもかも赤ちゃんに捧げるので、夫なんて相手をするリソースがなくなるのです。
イチャイチャなんて夢のまた夢、海外の映画ではそんなかんじじゃないけれど、ほとんどファンタジーみたいなもんですね。
すくすく大きくなる赤ちゃんに感動し、疲弊していく妻をみると同情と感謝の気持ちで一杯になる一方で、赤ちゃんとの意思疎通も最初はうまくいかないので根源的な何かが満たされないため、自分はなんのために生きているのか・・そんなことも考えますが、何周かすると、これが父だと悟りました。
意思疎通さえできれば、お父さん好きって言ってくれたら・・もっと頑張れるのに・・と思ったりもしました。
「パパは言葉で「好き」って言ってもらわないとわからない生き物なの・・」
というヨシタケさんの言葉が非常に刺さりました。
赤ちゃんを育てるのが母(奥さん)、赤ちゃんに育てられるのが父(旦那)・・
男は、父になるのも遅ければ、赤ちゃんを育てるどころか育てられてしまうのが、父だと感じています。父は赤ちゃんが生まれてから、生まれるにも記載しましたが、実感がなかなかわかないため親であると実感するのも遅いように思います。
この経験の差は、対応の違いに発展し、妻からは苛つかれます。悲しいです。が・・がんばてるんだよ、これでも。
みんな一緒。それさえわかれば気が楽になります。
子育てでメインにはなれません。生んでないからね。おっぱいないしね。しょうがない。脇役を全うしよう。
脇役を意識すべしてきな記載がありました、
パパの役目は奥さんのケア
仕事よりも育児のほうが大変。ッと言ってしまうとちょっと違う気もしますが、初産ともなれば、奥さんは未経験の状態で重大プロジェクト(命がかかっている)を矢面に立ってやっていることを忘れちゃダメ。赤ちゃんにとってはあんまり役にたたなくても、せめて奥さんには役立つ存在であることが大切で、細かな気遣い(差し入れとか、買い物とか、赤ちゃんを一定時間みるとか)はいつか気持ちがとどく・・はず。
「オレがコイツと結婚したのは、コイツの笑顔が見たいからだ!」
そうだーそれだーそのはずだー。
父になると思い出す父のこと
息子の仕草をとおして、あれ?これなんか覚えてる・・昔父にしてもらったことをよく思い出すようになります。父のありがたみや楽しかった思い出。やっと思い出しました。息子も思い出すのは30年後くらいか・・・。
まとめ
いつまで立ってもお母さんには追いつけず、ヨチヨチのままなのが父です。
イクメンぶってかっこつけてるあの人も、偉そうに子育て語ってくるあの人も、絶対ヨチヨチのはずです。そうに違いないと確信しました。笑
「喉元過ぎてるときって、熱いよね-」
って言葉もささりました。今まさに食道が燃えてまーす。
ヨシタケシンスケさんは全部面白くて、「おしっこちょっぴりもれたろう」はとても良かったです。
育児ではないですが、子供の時っていろんな事考えてたよねー。人と違っていいし、なんでなんでっていうの大切だよねって思います。
- 作者: ヨシタケシンスケ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/06/07
- メディア: 単行本
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